オランダ紋
かつてオランダ紋というものが存在した。
これはアルファベットの筆記体を家紋風に意匠化したものだ。
江戸時代の紋帖を捲るとしばしば見られる。
実際に家紋として使用されたものではない。
紋章上絵師が描いたアルファベットは美しくどこか艶めかしい。
紋帖では各項目の頭に使われていることが多い。
例えば梅であれば、当時は「むめ」と発音したため、「mume」と筆記体で描かれている。

この図版の下に「梅」の紋が載る。
今回引用した紋帖では下記画像のようにオランダ紋が並んでいる。

家紋として使用されなかったせいか明治以降の紋帖では姿を消している。
また家紋に関する書籍類でもほとんど語られることがない。
しかし家紋と同じ制約の元に描かれたオランダ紋は現代のレタリングに通じるといえよう。
以前、とある会社のロゴにこのオランダ紋を取り入れたことがある。
家紋として使用するのは難しいかもしれないが、様々な分野のデザインに取り入れるのも面白い試みといえよう。
また、家紋は海外での評価が非常に高い。
海外の方への贈り物にこのオランダ紋をデザインしたものは喜ばれるかもしれない。
ARK@遊鵺
これはアルファベットの筆記体を家紋風に意匠化したものだ。
江戸時代の紋帖を捲るとしばしば見られる。
実際に家紋として使用されたものではない。
紋章上絵師が描いたアルファベットは美しくどこか艶めかしい。
紋帖では各項目の頭に使われていることが多い。
例えば梅であれば、当時は「むめ」と発音したため、「mume」と筆記体で描かれている。

この図版の下に「梅」の紋が載る。
今回引用した紋帖では下記画像のようにオランダ紋が並んでいる。

家紋として使用されなかったせいか明治以降の紋帖では姿を消している。
また家紋に関する書籍類でもほとんど語られることがない。
しかし家紋と同じ制約の元に描かれたオランダ紋は現代のレタリングに通じるといえよう。
以前、とある会社のロゴにこのオランダ紋を取り入れたことがある。
家紋として使用するのは難しいかもしれないが、様々な分野のデザインに取り入れるのも面白い試みといえよう。
また、家紋は海外での評価が非常に高い。
海外の方への贈り物にこのオランダ紋をデザインしたものは喜ばれるかもしれない。
ARK@遊鵺
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