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2011-08-12

墓参り

明日、墓参りへ行ってきます。

毎年墓参りは8/13に二カ所まわるのが恒例です。
墓は四条寺町にある小さなお寺「浄教寺」。
母方の墓は京都の嵯峨野辺りの山にある「称念寺」。
先に母方の墓へ車で行き、その後森本家の墓へ行ってます。
特に何をするわけでもないですが、ごく当たり前のこととして、先祖への感謝を想うわけです。
いつの日か、親父や母親もこの中に入ることになるのだろう、そしていつの日か、私もまたここに入るのだろう。
自分の死後、墓の管理はどうなっていくのだろう。
そんな思いが墓の前に立ち、手を合わせることで巡ってきます。

人によって墓に参るという行為は違うと思います。
知人に墓参りについて聞くと「一人でも行く」と言われ、驚いたことがありました。
自分の家では墓参りは「家族で行くもの」と思い込んでいました。
しかしその知人は「一人」と言ったわけで、その行為に感心したものです。

さて、ネットで今話題となっているのが、下記の話題。
これは現代社会における重要な問題でもあるように思えます。
記事はYahoo!ニュースより引用。


「墓参りって何のためにするの?」 ネットで話題

今週末はお盆休み。「お盆のお墓参り」が先祖を思う気持ちから毎年恒例になっている人も多いだろう。 そんななか、先日2ちゃんねるに「『墓参り』って誰が得するイベントなんだよ」というスレッドが登場し、「そもそも墓参りは何のために行うのだろうか?」について2ちゃん住民が熱い激論を戦わせている。
このスレッドは、2ちゃんねるの雑談掲示板「ニュース速報」板に登場したもの。
普段は斜に構えた意見が多い「ニュース速報」板だが、この話題に関しては概してマジメモード。

「正直墓参りなんて無駄の極みだと思ってる」
「お盆にお経読むのって馬鹿らしいよね。10分読んで何万もとか」
「墓参りのために消費する時間と金と手間暇は損だ 家に故人の写真でも置いて死んだ人のことを思い出すだけでいいだろ」
と、はっきり「無駄だ」という意見も現れたが、
「墓参りするとご先祖様に駄目人間ですみませんって反省する自分がいる」
「自分が墓に入る年齢に近づかないとわからないだろうな」
と、墓参りという行為に何らかの意味を見いだす人は多く、なかには
「墓参り自体が目的なんじゃない。往復の道中で、普段会話がない家族や親戚と話をするのが大事」
というイベントとして重要という指摘も登場した。

ちなみに、墓参りの意味について、ホームページなどで語っているその道のプロは、
「一般的な回答としては、ご先祖様に結婚や出産などの家族の出来事を報告するためとか、亡くなった方のご冥福を祈るためであるとか言われています。(中略)それ以上に大切なことがあると考えています。それは、お墓参りをすることによって、冷静に自分自身を見つめなおすことができるということです」(お墓参り代行サービス)
と説明しており、結局のところどう感じるかはその人の心もち次第といったところ。なお気象庁は、今週末のお盆は全国的にお天気になると予想している。
(R25編集部)



さらにこの記事の元となった2ちゃんねるのまとめサイトは以下から。参考まで。

「『墓参り』って誰が得するイベントなんだよ」
http://2chokaita.blog97.fc2.com/blog-entry-2485.html
http://pika2.livedoor.biz/archives/3455919.html


それぞれの事情があるので一概には言えませんが、「家」というものが稀薄になっている証拠にも見えますね。
核家族化で祖父母や親戚との関わりが少なくなると致し方ない部分もあるのでしょう。
ただ、自分へと繋がる先祖を大事にする心は持つべきだと私は思います。
先祖に感謝。それだけで良いと思うんです。
やむを得ない事情でお墓まで足を運べないのであれば、仏壇の前に立つのもいいだろうし、単純に故人や先祖を思うだけでも良いんじゃないかと。
必ずしも「お墓参りに行かなくてはいけない」というのは絶対的なものではないと考えます。
ただ、日常から離れ、苦労し(人によっては)お墓まで行くという行為そのもの、プロセスも重要かなと思います。
「あの時のお墓参りは大変だったね」「そうそうあの時は・・・」
と昔話になることも多いかと思います。
故人を想う気持ちを忘れない。先祖を思う気持ちを忘れない。
それが「先祖が帰ってくるとされる盆」なのでしょう。
人が恐怖するものの一つは「忘れられる」ということにあると思います。
つまり忘れないでおくということ自体が先祖への供養です。
まとめサイトでの発言でもあるように「自分のため」ということも事実です。
葬式にしても故人のためでもありますが、その一番の目的は「悲しみの中にある遺族のため」であるということ。
墓参り自体が「宗教っぽくて・・・」と否定する方もおられますが、それは違うと思います。
お寺は浄土宗ではありますが、私自身は無宗教です。
先祖を想う気持ちには宗教的概念は必要無いと思います。


私は家紋調査のために墓地巡りを行っています。
様々な墓所を巡っていますが、やはり多くの無縁仏に出会います。
明らかに誰も参っていないお墓。
荒れ果てた墓を見るのはそ他人の私から見ても、本当に凄く切ないものです。
何故無縁仏になったのかまではわかりません。
「一族が絶えた」「遠方で稀薄」「経済的な都合」
理由は様々だと思います。

近年、自分の家の紋、つまり家紋を知らないという方が非常に多く増えてきました。
しかしその反面、数年続く戦国ブームや幕末ブームからの繋がりのせいか、家紋に対する注目がされ始めているのも事実で、それをきっかけに自分の家の紋を知ったという人もいます。
墓参りは自分の家紋を知る絶好のチャンスです。
残念ながら墓石に家紋が刻まれていない家が多く存在するのも事実ですが、その多くの墓には刻まれています。
先祖が何故、その家紋を選んだのか?
また、何故その家紋が刻まれているのか?
お墓に刻まれる家紋をじっくり見てその理由に迫るのも墓参りの醍醐味であり、それは自然と先祖への供養となると思います。

非常に暑い今年の夏ですが、先祖に対する想いと一緒にご自分のルーツを家紋から探ってみてはいかがでしょうか。
くれぐれも熱中症にはお気をつけ下さい。

ARK@遊鵺
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同感です

ARKさん、こんばんは。
その記事は私も読みました。読む前に怒りが込み上げていましたが、なんとか抑えて全文を読みました。
「家」に対する意識の薄さはもちろんあります。家族との疎遠、一族という意識の無さ、個人主義、様々です。
ですが、最も日本人として(人間として)行うべき先祖供養、それも基本中の基本の御墓参りを軽視し、馬鹿にし、挙句には「無駄」とも吐き捨てる言い草、我慢なりませんでした。

自分は小学生のときに祖父(父方)を亡くし、それから中学生になったから一人で御墓参りをするようになりました。それまでの祖父への接し方を反省し、せめて安らかに眠るお墓だけでもきれいにしてあげたい、それが動機でした。
今もその習慣は続けていますが、今月は祖父家の法要や宗家の集まりなどで忙しく、残念ながらお墓には行けそうにありません(自分はもう父方の家とは離れていますので)。

お墓参りをするうちに、他家のお墓の家紋をメモしたり、撮影してより研究の資料にすることもできるようになり、お墓参りと自己研究調査とが合体して、より楽しみになりました。
ただ、家紋がないお墓も最近は多く、それは同時に「家紋を知らない人が建てた」という意味でもあるようです。悲しいです。

おそらく京都は、寺社が多く、日本風情があり、お墓参りには最適な場所だと思います(自分は京都にまだ行ったことがないので、想像ですが)。

どうか、ご存分にご先祖様をご供養なさってください。

コメントありがとうございます

> しんゆうさん
自分の場合は少し逆で、実際の書き込みをみて、思ってた以上にまともな意見が多かったので、まだまだ捨てたものじゃないな、と安心しました。
今は「無駄」と思ってる人も年を重ねるとともに先祖に対する感謝の念を抱いていってくれればいいなと思ってます。

「家紋」が無い墓についてはそれだけでは無いように思えます。
本文にも書いた「経済的理由」があげられるかもしれません。
お墓はとても高いです。
建てるためにはどれだけ働かなくてはいかないのでしょうか。
自分はまだあまり詳しくないので、大きなことは言えませんが、どうやら家紋を入れるのはオプションのようです。
それも決して安くはありません。
せめて、安いお墓だけでも建ててあげたい。
そんな思いで墓を建てる方がおられるのでしょう。

経済社会である以上お金はどうしても必要なものです。
墓の管理が国ではなくあくまでも民間にある以上は致し方ないのでしょうね。

ありがとうございます。
昨年祖父が亡くなり、そのための墓参りでもあります。
故人と先祖の供養を心から参るつもりです。
プロフィール

森本勇矢

Author:森本勇矢


京都市在住。38歳。
本業である染色補正の傍ら家紋研究家として活動する。
京都家紋研究会会長。日本家紋研究会理事。
月刊『歴史読本』への寄稿をする他、新聞掲載・TV出演など。
著書『日本の家紋大辞典』(日本実業出版社)
家紋制作、家系調査などのお仕事お待ちしております。

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